会長あいさつ

 宮入圭一会長が急逝されたため、急遽後任の会長に就任しました。残任期間1年半を務めることになりました。故宮入会長の「お別れの会」が済みましたので、遅ればせながらご挨拶を申し上げます。小生には身に余る重責でございますが、精一杯努めますのでよろしくお願い申し上げます。
 昨年来の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は、既に、世界人口の約1.8%、日本の総人口を越える1億4千万人以上が罹患し、死亡者は300万人以上に達する深刻な脅威をもたらしています。ワクチン接種が遅れている我が国に在っては、この脅威から脱するには未だ時間が掛かりそうです。会員の皆様には様々にご苦労をされて居られると拝察いたします。同窓会も講演会や会議などの多くの事業・行事を中止するなどの措置を講ぜざるを得ず、変則的な運営を余儀なくされています。早く平穏な日常に戻り、正常な活動ができるようになることを願って止みません。
 mRNAを用いたCOVID-19のワクチン開発など画期的な創薬技術が実現し、今、将に頼みの綱となっていますが、地球温暖化、エネルギー、環境汚染、水・食料などの重大で喫緊の課題の解決も切望されています。そのためには、直接あるいは間接的に関わる幅広い工学の分野の精緻な研究とそれを担う人材が不可欠です。工学部の使命は極めて大きいと言えます。
 我が同窓会も今や約2万6千余名の会員を擁する大組織に発展しております。同窓生は、それぞれの職域や社会で身近な人と親密な繋がりを築き活躍されていると思います。しかしそれは限られた範囲での繋がりです。比べて同窓会は、世代や職業の違いを越え、多種多様な情報・経験・知識などを持つ多くの人材を擁し、大きく魅力的な人的ネットワークで繋がる組織に他なりません。これを有効に使わない手はありません。
 学部助成事業や学生活動支援を通じて母校の発展に寄与すると同時に、支部組織の強化、会報の発行、HPの充実などに努めます。どうか同窓会員の皆さまにも仲間を大切にしながら、みんなで楽しもうという心意気で同窓会活動にご参加くださいますようお願い申し上げます。

2021年4月26日

信州大学工学部同窓会
会長 清水 保雄