卒業生による講演会「ようこそ先輩2023」が、本同窓会、(一財)若里会と工学部の主催、北陸信越工学教育協会長野県支部の共催で11月10日(金)に、工学部の総合研究棟(W2棟)1階の101教室とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
清水会長の挨拶の後に、2名の卒業生講師より講演が行われました。講師は常任理事会より推薦いただきましたベテランと若手から各2名で、参加者は会場98名(うち学生81名、同窓生10名)、オンライン約9名(うち、学生3名、同窓生5名)でした。
ハイブリッド形式の開催に支援いただいた高村研究室の学生に感謝申し上げます。
〚講演1〛 16:30~17:15
演題:描いてみよう『明日の科学技術開発』
講師:岩崎 和市 氏 (機械工学科 昭和52年卒業,博士(工学))
岩崎技術士事務所 代表・東海大学大学院非常勤講師
推薦者の若林信一常任理事よりご紹介をいただいた。長野県小布施町出身で、大学時の恩師は大路通雄先生で、当時助手であった池田敏彦先生(機械S44年卒)に卒業研究で『旋回流に関するテーマ』に取り組まれたとのことでした。
(株)東芝、ドイツ国フォイト社にてプロマネ多数、NEDO(主任研究員)などで国プロのマネージャーを担当された後、筑波大学大学院にて博士を含む若手人材を育成され、現在は技術士事務所代表で、東海大学でも非常勤講師もされておられる。
講演は、ご自身のキャリア紹介も兼ねて、『新エネルギー等業務実績』、『数学は科学技術のインフラ』、『プロジェクトマネジメントとプログラムマネジメント』、『学生が描く明日の科学技術開発』と多くの内容を話されました。特に、『数学は科学技術のインフラ』では、シュレーディンガーの波動方程式、E =mc2から水素原子の見える化まで、工学においても数学の重要性を強調されておられたので印象深かった。
また、『学生が描く明日の科学技術開発』では、東海大学の学生の事例として、サバイバル服(水、電気、酸素を生成する服)を紹介され、最後は、『見てごらん、自然の中に科学あり、探してみようサイエンスの美』で締めくくられ、たいへん有意義な講演となった。
〚懇親会〛 18:30~20:30
場所:松栄寿司 東口店 出席者数:14名
懇親会には、会場を長野駅東口の松栄寿司に移して、大月克幸事務部長を含め、講師の岩崎和市氏と北村智子氏ほか、恩師の新井先生、同窓会役員などが参加しました。伊東副会長の挨拶の後、神田若里会理事長の乾杯で懇親会がはじまり、和気あいあいの歓談の中、盛会のうちに散会となりました。
(記 同窓会常任理事 榊 和彦)